7月13日の経済トピックスをお届けします。米国株式市場における強気の「買い姿勢」は、2016年下半期の大きな目玉となるのでしょうか。


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欧州不安はいずこへ?強気の米国株式市場

米国ではリスクオンの動きが目立ち、積極的に株式市場へ資金流入が見られます。

  • 7月12日にはS&P500指数は2,152ポイントに上昇し、史上最高値を更新した。
  • 英国民投票以降、ブレグジットにも一定の落ち着きがみられ、米国株式市場では高配当株ETFへの資金流入が拡大。

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2016年の米国高配当株はS&P500指数を上回るパフォーマンスを示しています。
特に年初来のトータルリターンは+14.3%と二桁台をたたき出すほどの好調ぶりです。

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実態経済にも回復が見られ、この傾向は2016年下期も続くと予想

積極的な「買い」については、雇用統計や企業活動指数といった各種経済指標を受けて
米国景気への楽観的な見方が広がりつつあることも一因のようです。

  • 2016年6月分の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想(前月比18.0万人増)を上回る前月比28.7万人増に。
  • 米供給管理協会(ISM)が公表した2016年6月の景気指数は、製造業・非製造業ともに企業活動の拡大が示される形に。

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とはいえ、まだまだ利上げには慎重

一方でFRBは利上げについては慎重な姿勢を示すものと見られ、
2016年12月限のFF金利先物は7月12日時点でも0.445%と、
年後半の利上げがほとんど織り込まれていない低水準のまま推移しています。

2018年まで米国の追加利上げが実施されないとの見通しすらでてきている

最近まで、市場では米国で年内に追加利上げが実施されることを織り込んでいましたが、英国のEU離脱により年内の米利上げ観測は急速に後退しました。

一部の見方では、2年後の2018年まで米国の追加利上げが実施されないとの推測も上がっています。

(ピクテ・グループ)

足元では大統領選という不確実要素がまだ残っていますが、
ブレグジットの混乱も一時的なものとみる見方が多数であることには変わらないようです。

今後の米国株の焦点は企業業績の動向に移る

米国企業の2016年第2四半期の決算シーズンが始まったことから、
今後、米国株式市場の焦点は企業業績の動向に移ると考えられます。


足元では株高基調が続きますが、ファクトセットのコンセンサス集計によると
2016年第2四半期のS&P500指数採用企業の一株当たり利益(EPS)は前年比5.9%の減益と予想されており、
むしろ市場では2016年下半期以降の米国企業の業績回復が予想されています。

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空前絶後の低金利が続く中で注目されるインフラセクター

6月の世界株式市場を振り返ると、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で下落しました。

上旬
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が利上げ時期の後退を示唆。
  • 4月のドイツの鉱工業生産が市場予想を上回って改善。
  • これらを受けて、6月上旬は世界株式市場は緩やかながら上昇基調に。
中旬
  • 英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票を巡り上下する展開へ。
下旬
  • 多数派の予想を裏切る形で、まさかのブレグジットへ。
  • リスク回避の動きが広がったことから世界の株式市場は大幅な下落となった。
  • 月末にかけては、各国政府による政策期待などからやや反発を示したものの、限定的に。

この中で、水関連企業の株式下落が小幅なものに留まり、改めてインフラ関連銘柄へ注目が集まっています。

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今後の見方として鍵となるのが「低金利」です。

  • 長期化する低金利環境は英国や米国を始めとする公益企業に事業優位性をもたらす。
  • 同時に景気敏感とされる銘柄の投資機会を創出する起爆剤となり得る。
  • 英国や日本などにおける一層の金融緩和が経済を下支えるとの見方もある。
  • 新興国市場においても中国政府による景気刺激策実施の観測が広がっており、商品価格のさらなる上昇も期待される。

イギリスのEU離脱決定を受けて、今後は世界経済の成長鈍化が懸念される一方で、
実はその裏返しとして長期化する低金利が、新たなビジネスチャンスにもなり得るという見解があるようです。

その代表的なセクターが「水関連インフラ」とピクテ投信投資顧問は示唆します。

(編集部より)

ただただ実践あるのみ!

ちゃんとこの記事に書かれている通り、水資源関連ファンドを買ってみました。

筆者はマネックス証券に口座を持っていましたので、執筆時点(平成28年7月13日現在)で買える投資信託として「グローバルウォーターファンド」を買いました。

ひとまず11月まで寝かしてみます。

読者の皆様へ、続く吉報をお待ち下さい。(祈って下さい)